えのキングの投資日記

日本株投資日誌

5/20(木)

 5月19日

  • 日経平均 28044.45円 -362.39(-1.28%)
  • TOPIX         1895.24 Pt       -12.50  (-0.66%)
  •  マザーズ 1092.07Pt  +22.57(+2.11%)

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東証1部の騰落銘柄数 値上がり662/値下がり1454
騰落レシオ(25日) 87.38
売買代金 2兆5099億円

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日経平均 日経VI VIX

日経VI 25.73 +1.99(+8.38%)
VIX  21.34 +1.62(+8.22%)
5/18
業種別では、精密機器空運ゴム製品などが上昇
      パルプ・紙機械ガラス・土石などが下落
個別では、物色にあまり色がなく、主力では三菱UFJ(8306)任天堂(7974)レーザーテック(6920)などが上昇。
マッコーリー証券が目標株価を15050円→15375円に引き上げたHOYA(7741)が3%を超える上昇をしています。
鹿島(1812)清水建設(1803)大成建設(1801)など建設株が総じてしっかり。
株式分割を発表した荏原実業(6328)ハークスレイ(7561)、自己株取得を発表したEストアー(4304)などが大幅高しています。
その他、小型株では、高性能クリーンエアシステムを搭載した宿泊用カプセルを受注したTBグループ(6775)ストップ高し、前日まで売り込まれていたトヨクモ(4058)カイゼンPF(4170)などは急伸しています。
また、同じく和心(9271)サイバートラスト(4498)ストップ高まで買い進められました。
反面、指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)ソフトバンクG(9984)が大幅安。2銘柄で日経平均を138円引き下げています。
主力どころではダイキン(6367)マネックスG(8698)などが大幅安。
米国で景気敏感株が売られたことから、コマツ(6301)神戸鋼(5406)INPEX(1605)などが売り込まれています。
その他、通期見通し引き下げや新株予約権発行が嫌気されたメドレックス(4586)、今期見通しを非開示としたシダックス(4837)、岩井コスモが目標株価を4000円→2200円に引き下げたグレイステクノロジー(6541)などが急落しています。
しかしながら、本日はマザーズ指数が反発し、個別で2ケタの下落になったのは全市場でAbalance(3856)1銘柄だけになっています。

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日経平均 日足 

日経平均は反落!先物主導で一時500円を超える下落にみまわれました。
5日線(27961円)は維持したものの、中期トレンド回復のメドとなる週足での26週線(28512円)は回復できていません。
終値ベースで、心理的節目の28000円は維持したものの、上値を追う動きには乏しい展開でした。
TOPIX先物ABNアムロの買い越しが目立ちますが、日経平均は当面3/5の安値(28308円)3/24の安値(28379円)など28300円水準を上値抵抗から下値支持に変えられるかがカギになると思います。

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さて、今まで、このブログでも紹介した銘柄で4銘柄がTOBにかかりましたが、これからもTOB事例は増えていく傾向にあると思います。
本日は楽天証券TOBのレポートを書いていましたので要約して記載します。

TOB(Take-Over-Bid)」
M&A、企業買収の一種で株式公開買い付けをおこなうこと
2020年に実施されたTOB60件 うち敵対的TOB5件

TOBで30%以上のプレミアムが付いた案件38件の特徴

1.当初からTOB対象企業の株式を過半数近く保有
38件中TOB実施前の持ち分比率40%以上だった案件15件

2. 親子上場の解消
1の条件で親子上場解消に伴うTOBは7件

3.PBR倍率が1倍割れ
プレミアムが上乗せされるため、企業価値が割安なものが狙われる。

4.TOBをするだけの体力がある
親子上場解消の親会社も含め、TOBをするための財務基盤が必要。比較的業績も安定していることが特徴。

楽天証券が選定するTOBの可能性のある会社

1,広栄化学(4367)

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親会社 住友化学
含窒素化合物メーカー 東証2部上場
時価総額136億円 PBR0.68倍
住友化学は4/26 上方修正 増配発表

2,名鉄運輸(9077)

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親会社 名古屋鉄道
一般貨物の運送業や引っ越し業 名証2部上場
時価総額147億円 PBR0.41倍
名古屋鉄道は赤字で無配 名古屋では地盤がある会社のため、業績回復をはかるうえでのTOB可能性あり

3,伊勢化学工業(4107)

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親会社 AGC
ヨウ素天然ガス、金属化合物を生産する化学メーカー
東証2部上場
時価総額166億円 PBR0.67倍
AGC(旧旭硝子)5/10に野村が目標株価を6150円に引き上げ キャッシュフローも潤沢。

4,エストラスト(3280)

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親会社 西部ガスHD
山口県に本社を置く不動産会社 東証1部上場
時価総額42億円 PBR0.68倍
西部ガスHDは2017年TOBエストラストグループをグループ会社化

5,KHC(1451)

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親会社 日本アジアグループ
兵庫で住宅分譲 設計
時価総額23億円 PBR0.44倍 東証2部上場
日本アジアグループは2020年11月グリーンホールディングスエルピーによるMBOが不成立。
2021年村上ファンド系シティインデックスイレブンスから敵対的買収を複数回仕掛けられる。親会社が生き残れば子会社化して企業基盤充実をはかることがあるかも。

以上 どれもきな臭い銘柄ですが、個人的には伊勢化学工業はTOBがなくても儲かりそうな気がしますし、エストラストはプライム基準 流通時価総額100億にまったく達しません。KHCは親会社がいわくつきですが、チャートがあやしい気がします。
バリュー相場が来るなら、PBR1倍割れのような会社が狙われてもおかしくないと思います。